今回は、裏へ抜け出すプレーを武器にしたい選手に意識してほしいことについてご紹介します。
裏へ抜け出すプレーができる選手は、攻撃の縦へのスピードを上げられる選手であり、決定的なチャンスを作り出せる選手です。
とくにスピードがある選手は、裏へ抜け出す動きを武器にすることで、より良い選手へ成長できます。
そこで、裏へ抜け出すプレーを武器にしたい選手に意識してほしいことについて詳しく解説していきましょう。
裏へ抜け出すプレーを武器にするためには
まずは、参考にこちらの動画0:35の場面をご覧ください。
この動画では、興梠慎三選手の高校時代のプレーが見られます。
動画0:35の場面では、中盤から裏へ出されたパスへいち早く反応し、スピードに乗ってDFよりも先にボールを触り、GKも交わしてゴールを決めました。
こういったプレーは、スピードのある選手が行いやすいプレーですが、興梠慎三選手はただ速いだけではありません。
動画0:35のゴールを生み出したポイントは、スピードはもちろん、2つの技術があるのです。
その2つのポイントとは、一体どのプレーなのでしょうか。
それは、「DFの前に体を入れること」「高いバランス力」です。
DFの前に体を入れること
まず動画0:35の場面を見ていただくと、スピードに乗ってDFよりも前に体が出た瞬間、体をDFの前に入れていることがわかります。
DFの前に体を入れることで、DFはスピードを落とさなければならなくなり、なおかつ足を出してボールに触ろうとすることも難しいです。
このように、DFの前に体を入れることで、プレーを無力化でき、つぎのプレーに繋げやすくなります。
高いバランス力
興梠慎三選手は高いバランス力を持ち合わせていたからこそ、GKを交わしてシュートまで行けました。
先程お伝えしましたが、興梠慎三選手はボールに触る前にDFの前に体を入れ、ブロックしています。
後ろからはプレッシャーを受けていますし、前からはGKが飛び出してきています。
こういった場面ではプレッシャー+焦りが出てバランスを崩してしまいがちです。
しかし、興梠慎三選手はこの中でも落ち着いて、バランスを立て直し正確にプレーを実行していました。
裏へ抜け出してシュートを決めるためには、スピードだけでなく細かな技術も必要になります。
ぜひ意識して取り組んでください。
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