その昔は、元イングランド代表のガスコイン選手のように、体形は気にせずもトップチームで活躍できる時代がありました。しかし、全員攻撃・守備が必須となる現代サッカーでは、攻撃的な選手でも守備に参加するための高い持久力が必要ですし、すべての選手にはもれなく強靭なフィジカルが要求されます。
理想の選手として、海外であればクリスチャーノ・ロナウド選手、日本人であれば長友佑都選手のような屈強な体を手に入れたいもの。
当然、日々の地道なトレーニングがモノを言うわけですが、同じくらい大切なのが、毎日口にする食事です。
ロナウド選手や長友選手のような体を手に入れるためには、ジュニア期から日々、どのような食事を摂っていけばよいのでしょうか?
日ごろの食事は?
サプリメントなど簡単に摂取できる栄養カプセルもありますが、サプリメントはあくまで補助食品。特にジュニアの頃はごくごく当たり前ですが、1日3食をしっかり食べることが大切です!
朝ごはんを食べない子どもが増えているとも言われていますが、朝しっかり食べることで、集中力アップや体温の上昇による基礎代謝向上の効果もあります。はじめは少量でもかまわないので、「食べる習慣」を付けましょう。
また、朝ごはんをはじめ、おやつなどでも食べておきたいのがヨーグルト。ヨーグルトを食べることで腸内環境を整え、便秘や下痢になりづらいだけでなく、免疫力を高め、ケガの予防と早期回復にも効果があります。
試合直前の栄養補給は?
1試合を走り抜けるには、炭水化物がポイントです。試合の2時間前には、おにぎりやバナナなどを摂取。1時間前はスポーツゼリーなどを摂りましょう。摂取のタイミングはあくまで目安です。選手の消化スピードや、その日のコンディションを観察する必要があります。季節によって食欲や消化スピードは異なるので、保護者や指導者は子どもの様子をみながら、栄養補給のタイミングを伺いましょう!

試合後の栄養補給は必要?
試合直後は、食欲がわかない人もいると思いますが、試合後から30分は、枯渇した身体が栄養を取り込みやすいゴールデンタイムです。反対に、この時に栄養を摂取しないと、身体は筋肉を燃やしてエネルギーにしてしまいます。
メインで摂りたいのは、炭水化物とタンパク質。運動後は内臓も疲れているので、消化に優しい食べ物がオススメです。グラウンドで食べるなら、ワンハンドで口に運べるおにぎりやバナナ、あとはチューブ型のヨーグルト。また、筋の分解を助けるビタミンCを含んだフルーツを摂るとよいでしょう!
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