ずっとサッカーを楽しむために! ケガが起こる仕組みを理解して故障のリスクを減らそう

たくさんサッカーをすればするほど、ケガのリスクは高くなります。一度ケガをしてしまうと、運動に制限がかかったり、ひどい場合には安静にしなければならなかったりと、サッカーを我慢しなければなりません。そんなサッカーにつきもののケガですが、予防によってリスクを下げることができます。ケガが起こる仕組みを理解して、故障のリスクを減らしましょう。

外的要因がよって体の組織が傷ついてしまう「スポーツ外傷」

「スポーツ外傷」は、突発的に起こる予測不可能なケガのことです。スポーツでは衝撃、打撃、転倒などの要因があります。コンタクトプレーが多いサッカーでは、ショルダータックルやスライディング、ジャンピングヘッドなど、さまざまな体勢から接触することが特徴です。また、ピッチが足を取られて予想以上に踏ん張ったり、キック後の脚がいつもより伸びてしまったりする非接触のプレーでもスポーツ外傷が起こることがあります。

スポーツ外傷は不意のでき事が多く、完全に防ぐことは難しいです。しかし技術や戦術の他に、フィジカルトレーニングを行うことによって外的要因に耐えられる、いわゆる当たり負けしない体を作ることは可能です。

注意することは、単に筋力や筋量をつければ強い体になるという考えもまた「危険」であるということです。サッカーは「俊敏性」「パワー」「柔軟性」のバランスが整うことで、ケガに耐えられかつ高いパフォーマンスが発揮出ます。パワーがあっても柔軟性が欠けていれば、転倒したさいに肉離れを起こしてしまうリスクは高くなります。柔軟性が高くても俊敏性がなければ、相手選手に食らいつくことも抜き去ることも難しくなります。そのため、フィジカルトレーニングは知識と経験があるコーチの指導の元で、適切に行いましょう。

慢性的なケガ「スポーツ障害」は簡単チェックで予防可能!

「スポーツ障害」とは、段階的にケガが進行する慢性的なものです。同じ動作を長い期間繰り返していると体のバランスの偏りが起きて、動作の姿勢が崩れます。こうなると疲労した部分が回復する前に、負荷がさらにかかってしまい体の組織を傷つけ、痛みを発症させます。これが後に炎症などにつながり、筋肉の腫れや靭帯損傷を引き起こします。

スポーツ障害の特徴は体の「違和感」から徐々に悪化することです。特に成長期のジュニア(・ユース)では、体の成長によって骨格と筋肉のバランスが崩れ、例えば脚の骨の成長に太ももの柔軟性が追いつかず「オスグット病」になってしまうこともあります。オスグット病はスポーツ障害のひとつで、発症は膝の骨が太ももに引っ張られる「違和感」レベルの段階からはじまります。

スポーツ障害を予防するには、こういった「違和感」を選手が意識して感じることが大切です。さらに、コーチは選手の何気ない気付きを拾えるよう、コミュニケーションを積極的に作ることが重要となってなります。また、コーチはトレーニングの量と質、個人の身体的能力、天候や気温の環境因子を考慮することで、スポーツ障害の原因となるオーバーワークを防ぐこともできます。

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