ショートカウンターの完成形がこちら
今回は、プレー動画を参考に高い位置でボールを奪う守備戦術についてご紹介していきます。
守備戦術はチームによって様々あり、アグレッシブに前線からプレッシャーをかけるチームもあれば、後ろに引いてブロックを作るチームもあるでしょう。
そこで今回は、前線からプレッシャーをかける守備戦術について、動画を参考に詳しく見ていきましょう。
高い位置でボールを奪う守備戦術
まずはこちらの動画0:14の場面をご覧ください。
動画=Youtube動画【ハイライト】ホッフェンハイム×バイエルン「19/20 ブンデスリーガ 第24節」
相手のゴール前でボールを奪われたバイエルンは、前線からプレッシャーをかけ人数をかけて囲み込む。高い位置でボールを奪うと素早くショートカウンターを仕掛けます。奪ったサイドから逆サイドへクロスを上げ、シュートを決めました。
注目してほしいのが、ボールを奪われた後のバイエルンの守備。素早くプレッシャーをかけサイドへ追い込むと、ボールホルダーに対して5人で囲み込んでいます。
当然パスコースも消されているため、ボールホルダーはプレーの選択肢がありませんでした。すかさず厳しくプレッシャーをかけボールを奪います。
そしてその後の攻撃もスムーズに行われていました。奪ったボールをワンタッチでサイドへはたき、逆サイドの選手はタイミングよく走り込み、そこにクロスがあげられ、シュートを決めます。
このように高い位置でボールを奪うことで、攻撃のスタートが相手ゴールの近い距離で始められ、これをチーム全体が理解しているからこそ、奪ったあとの攻撃を素早く展開できたのです。
このような攻撃をショートカウンターとも言いますが、今では多くのチームが取り入れる戦術でもあります。
前線で素早くボールを奪い、時間をかけずに素早く攻撃を仕掛けるには、チーム全体の理解力・連携力が欠かせません。もし前線から人数をかけて守備をした時に、1人でもサボってきまえば、そこから攻撃を展開されてしまいます。
全員が同じように動き、走り出すからこそショートカウンターは成功するのです。
◆元スペインリーグ1部レガネス所属選手・現サカレコ編集長Q&Aコーナーはこちらから◆
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