体の大きさがサッカーに与える影響
日本人選手は海外の選手から比べると、身長が低く体も小さい。単純にフィジカル勝負をして勝つことは難しいでしょう。しかしサッカーはラグビーのように体を激しくぶつけ合うスポーツではありません。それなのに日本の育成年代では体が大きく強い選手が良い選手だという傾向が見受けられる。
育成年代で重要なのは「体の大きさ、強さ」なのでしょうか?
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体の小さい選手が通用しないわけではない

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それは今の日本代表を見ても明らかでしょう。中島翔哉選手・堂安律選手・南野拓実選手の2列目の選手は決して大きいわけでも体ががっしりしているわけでもありません。
しかしそれぞれ名門クラブに所属し、世界でも活躍しています。南野拓実選手に至っては現在世界一のクラブ・リヴァプールFCへ移籍し、なかなか出場機会は得れていないが、その才能を監督やチームメイトから高く評価されています。
18歳の久保建英選手はこの3選手よりも体が出来上がっていない。しかしバルサ・レアルのスペイン2強から高い評価を得て、現在もスペインリーグで活躍しています。
サッカーをプレーするうえで体の大きさ・強さは1番大事なことではないということ。そして体が小さいのであれば、その体に適したプレーを覚えれば良いだけのことです。体の小ささはサッカーをプレーする上まで強力な武器となり得るでしょう。
体の小ささを武器にするためには

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体が小さいからサッカーでは通用しないという考えは持たないこと。体が小さいのであれば相手に触れられないようなプレーを覚えればよい。素早く自在に動ける身のこなしを身につければよいのです。
大きい選手に立ち向かえば当然力で負けるでしょう。なら立ち向かわずに逃げればよい。力と力で勝負するのではなく、力から逃げ逆に利用すれば良いのです。
南野拓実選手や久保建英選手も相手の力の逃し方が上手い。だからこそ屈強な海外選手相手でも、正確にプレーできるのでしょう。
育成年代で意識するべきことは体の小ささを有効に使う術を身につけさせること

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育成年代で伝えるべきことは、戦う強さよりも逃げることで相手の強さを有効に使う術なのではないでしょうか。
ボールの運び方・置き所・体の使い方など。体の小ささを有効的に扱える技術が身につけば、体の大きさなど皆無に等しい。今世界でも活躍している日本人選手のように、世界で勝負できる選手を輩出していくためにも、育成年代から意識を変えていく必要があるでしょう。
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