ボールが無いところでどんな動きをするべきか?
FWの選手が得点を奪うためには、技術だけでなくシュートができるスペースを自ら確保できるオフザボールの動きが重要。
特にゴール前ではほとんどスペースがないため、一瞬の動きやポジショニングが大事になります。
世界で活躍するFWはどの選手もオフザボールの動きがうまく、ポジショニングが上手いです。
FWの動き出しにはいくつかポイントがあります。
そこで今回は世界で活躍するFWが持っているオフザボールの動きについてポイントをまとめてみました。
詳しくご紹介していきます。
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①:相手の死角をとる動き

Photo:unsplash.com[Haley Hamilton]
なぜならFWへ縦パスが入ると、攻撃がスピードアップし失点のリスクが高まるからです。
そのためFWが相手CBの前で見える状態から動き出せば、必ず激しいプレッシャーに合うでしょう。インターセプトをされ、カウンターを受けるかもしれません。
そんなときに意識するべきことが、相手の死角をとって動き出すこと。例えば味方のボランチがボールを保持している場面。
足元でボールを受けるときに最初からCBの前で動き出せば、動きを読まれ素早く対応されます。そこであえて相手の背後・後ろから動き出すことで、一瞬死角となりDFの反応は遅れる。
この一瞬のプレースペースを作れる選手が、良いFWの条件でしょう。
②:ポストプレーに入る
FWは常に裏を狙い、ゴールだけを狙い続ければ良いというわけではありません。確かに常にゴールを狙い続けることは大事です。
しかしそれだけでは良いFWではありません。良いFWは得点を決めるだけでなく、攻撃の起点となるプレーも非常に上手いです。
その1つがポストプレー。
なぜポストプレーが必要なのか。
それは味方のDFラインでボールをポゼッションしているときにずっと横パスを繋いでいるだけでは、相手からプレッシャーを受け奪われてしまいます。
そこでMFの選手だけでなく、FWも縦方向に逃げ場を作り出すことで、攻撃を活性化できる。
後方からのビルドアップを手助けすることも近年ではさらに重要視されています。
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③:味方が前を向いたときの裏への抜け出し
味方が前を向いて良い状況でボールを保持しているとき。
この場合の優先順位は相手の背後、裏のスペースです。
なぜなら裏のスペースをとれることで、最短でゴールへ近づけるから。
パスの優先順位としてもまず相手の裏のスペースを狙うことが基本です。
まずは裏へ動き出すこと。もしパスが来なくても相手DFラインを押し下げることができ、DFとMFのライン間でボールを受けられる選手が出来る。
この動きは縦の幅を有効に使えるオフザボールでもあり、常にゴールを意識して動き出すことが重要です。
④:センタリング時は必ず中へ入る

Photo:Pixabay.com[SeppH]
これは近年の戦術の中で、FWが積極的にサイドに流れたり中盤へ下がることも求められていることが原因なのかもしれません。
しかしせっかくサイドを切り崩したのに中央に誰もいなければセンタリングを上げられません。
このような時はどうすれば良いのか。
FWの選手はセンタリングができる場面になったら走り出すのではなく、サイドを切り崩せそうだと感じた瞬間にはゴール前に走り込まなければいけません。
確かにサイドに流れたり中盤に下がってビルドアップや起点となる動きは非常に重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
いざ決定的な場面でゴール前に誰もいないのは自らチャンスを潰しているようなもの。
FWはチャンスを感じ取る力も大事です。
なぜ世界のストライカーは得点を量産できるのか。それはチャンスを感じ取り、自ら動き出しゴール前に向かうからです。
「チャンスを感じ取る力」これは常にゴールを目指している選手が得られるものなのかもしれません。
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