ユーティリティープレイヤー中田浩二の現在は!?
日本代表でも活躍し、マルセイユやFCバーゼルと海外でもプレーした中田浩二さん。
ユーティリティー性に優れ、様々なポジションでプレーでき、多くの監督から高い評価を受けました。
そんな中田浩二さんは2014年に引退しましたが、その後はどんな活動をしているのでしょうか。
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中田浩二の現役時代
中田浩二さんは1998年に鹿島アントラーズへ入団。鹿島アントラーズでは中盤の一角として活躍し、タイトル獲得に大きく貢献しました。
2005年には海外に渡り、フランスのマルセイユへ移籍。マルセイユは当時、日本代表監督も務めたトルシエ監督が指揮をとっていました。
動画=YouTube:『中田浩二 スイスでの日々』
マルセイユではMFやDFとしてプレーできるため、期待されていたがトルシエ監督の解任なども重なり、なかなか出場機会を得られず。
最終的には事実上戦力外となっていまいます。
2006年にスイスリーグの名門・FCバーゼルへ移籍。センターバックとしてプレー。当時日本人選手が海外でセンターバックとしてプレーすることは珍しく、注目を集めました。
バーゼルでは主力選手として活躍し、リーグ優勝やカップ優勝などに大きく貢献。チームにとって不可欠な選手となります。
その後2008年からは再び鹿島アントラーズに復帰をし、ユーティリティー性を活かしてプレーを続けました。
日本代表でもトルシエジャパン・ジーコジャパン・オシムジャパンで選出。特にトルシエジャパンではDFとして大きく貢献。正確なロングフィードやオーバーラップなど、プレーの幅の広さを披露しました。
2014年12月3日に2014シーズンでの現役引退を発表。中田浩二さんのサッカー人生は幕を閉じました。
動画=YouTube:『ENCORE 中田浩二 柳沢敦 新井場徹 合同引退試合ロングダイジェスト2015|鹿島アントラーズCH』
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中田浩二の現在
Photo:pixabay.com[StartupStockPhotos]
中田浩二さんは現役引退後、鹿島アントラーズのクラブスタッフとしてクラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)に就任。クラブ経営に尽力を尽くしています。
さらに2018年4月からは、筑波大大学院に進学しました。進学を決めた理由として、中田浩二さんは
「サッカーの知識はあるけれど、学力というか(数字やデータなどの)知識が人より乏しい。引退して現場にいくなら、そんなに必要ないのかもしれないが、事業部にいるのでそういうところが必要になる」
とインタビューで語っていました。クラブを支えていくために、新たなチャレンジを選んだ中田浩二さん。進学した理由についても
「引退が近づいてきて、また自分の立場も変わっていく中でいろんな人と接する機会があり、おもしろそうだなと思った。サッカー選手は引退したら現場、という方向に行ってしまう。どうしてもみんなサッカーしかやってこなかったのでどうしていいかわからない。監督やコーチ、育成へと行く中で、どうしてもそこを変えたい気持ちもあった。セカンドキャリアで選手が経営に入れば日本の選手がもっとよくなっていくと思う。そのへんも踏まえて、事業部の方に行きたいと思った」
と語っていました。
コーチや監督に進むのではなく、あえて経営の仕事へ就き選手をサポートし続けています。
中田浩二さんのセカンドキャリアはこれからの引退していくサッカー選手への希望となっているのかもしれません。
新たな道を築き始めている中田浩二さんに、これからも注目していきましょう。
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