20世紀のサッカー史に残る選手といえば、ペレ・クライフ・ベッケンバウアー・ジーコなど数多くの選手の名前が浮かびます。その中でも一際際立っていた選手がディエゴ・マラドーナ。マラドーナの左足から繰り出すドリブルやパス、シュートは多くのサッカーファンを魅了してきました。「神の手」「5人抜き」この2つは今もなお語り継がれる伝説のプレーです。
選手としては歴代最高のレベルにあったマラドーナですが、私生活ではコカインや売春、ドーピングなどを繰り返し、逮捕までされています。現役引退後、監督業も行っていますがどのチームでも長くは続かず。相変わらず素行は悪く、メディアともたびたび衝突しています。
そんなマラドーナは今どんな活動をし、どんな生活を送っているのでしょうか。
現在の生活
マラドーナは現在、ドバイで生活をしているそうです。とても大きな豪邸で、その豪邸で30歳年下の女性と過ごしています。
マラドーナの女性問題は過去に多々ありました。2012年には、付き合っていた女性が妊娠。しかしマラドーナは妊娠を望んでおらず、そのまま破局。元妻のクラウディアとは裁判沙汰にもなり、一時期話題になりました。
現在交際中の方は美容整形に何億という金額を使っていることが明らかになっており、またマラドーナ自身も税金問題で借金まみれと言われています。そのため移動をするときには小さな飛行機にしか乗車できないほど、スター選手であった頃とは全く違う状況にいるのかもしれません。
しかしなぜそこまでお金を持っていないマラドーナが、ドバイの豪邸で生活できるのか。それはマラドーナは現在、「アラブ首長国連邦の王族のVIP」だからです。マラドーナは2011年にドバイを本拠地とするクラブ「アル・ワルスFC」で監督を務めていました。監督自体は1シーズンで辞めますが、その時に王室からVIP扱いを受けたことで、今現在もVIPのような生活を保証されているのだそうです。
私生活では問題だらけなマラドーナですが、伝説的なサッカープレーヤーだったからこそ、VIP扱いとして認められたのかもしれません。
過去には薬物問題も
マラドーナといえば選手時代からコカインを使用し、本人も「最初にコカインを使用したのはバルセロナの時だ」と使用したことを認めています。1991年にはドーピング検査でコカインが検出され、イタリアサッカー連盟から15ヶ月間の出場停止処分が課せられました。1991年4月には、コカイン使用容疑で逮捕。「これ以上コカインを使用すると、命が危ない」と医師に言われるほど、選手時代から依存症でした。
現役引退後も薬物依存症は治らず、不摂生な生活から体重が増加。次第に入退院を繰り返すようになりました。試合観戦中に倒れることも何度かあり、集中治療室で生死を彷徨ったこともあります。
2018年W杯では、全席禁煙の会場でひと目も気にせず堂々と喫煙する姿見も発見され、大きな話題になりました。
59歳になった今でも、何かと問題を起こし続けるマラドーナ。かつては伝説の選手であったが、今では厄介なおじいちゃん扱いです。2020年でも、どこかでマラドーナの名前を聞くことになるかもしれません。それは監督業としてなのか、それとも厄介なおじいちゃんとしてなのか。今でも世界中から注目され続けるマラドーナに私たちも注目していきましょう。
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