リーグアンでは、過去6シーズンのうち5度パリ・サンジェルマンがリーグ優勝をしており、リーグを独走しています。しかし、アカデミー部門ではパリ・サンジェルマンではなく、他のチームが6連覇を成し遂げていますが、それがリヨンです。リヨンは毎年多くの有望選手を輩出しており、ロシアW杯のフランス代表でも多数のリヨン在籍選手が登録されていました。アカデミー部門も制覇しているリヨンの育成の秘訣とはどんなことなのでしょうか。ご紹介させていただきます。
リヨンの育成方法
各クラブの育成方法では、年代に合わせた方法や体格でカテゴリーを決めるクラブもありますが、リヨンのアカデミーではCBやボランチなどの特定ポジションを除いて、選手の体格では判断しないことを徹底しています。あくまでフィジカルではなく、選手のボールプレー・ポテンシャルに目を向ける方針をとるチームです。
その中で常に育成部門が考えていることが、「このサッカーという職業に適性があるのかどうかを見極めること。」しっかりコミュニケーションをとり、仕事を理解し共有し合える能力があるかどうかが大事な要素であるとしています。
クラブとしては、「サッカー選手ではなく、あくまで社会で活躍できる人を育てる」ことをコンセプトに取り組んできたことが、育成部門の最大の成功です。
近年では市場で高額な金額が動いている。
しかし、そんな育成能力に長けるリヨンでも、近年では他クラブの育成期間を終えた20歳前後の選手に、積極的に資金を使用するようになってきました。そのため、リヨンのアカデミーで優秀な若手がトップチームに昇格する前に、他のチームへ移籍してしまう事態も起こってしまっています。
現代サッカーでは多くの有望な10代の選手が注目される時代になっており、移籍市場も注目され続けています。しかし大きな金額ばかり動き、実際の選手は適用できなかったり、馴染めないケースが増えていることも事実です。
リヨンのようにアカデミーの選手を育てることは今後の時代の中で非常に重要なことで、一人でも多くの選手をトップチームで見ることが、ファンの方が1番望んでいることなのかもしれません。
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