アスレティック・ビルバオ〜バスクの血を貫くクラブの育成事情〜

リーガエスパニョーラには、過去に2部降格をしたことがないクラブが3つあります。スペインの名門・バルセロナとレアル・マドリード、そして残り1つのクラブは、アスレティック・ビルバオです。アスレティック・ビルバオは他の2チームと比べると予算規模も大幅に違いますし、さらにチーム哲学としてバスク地方で生まれた、または育った選手のみでチームを作ることを貫いています。2つの強豪と同じように、1部で戦い続けている秘訣はどこにあるのでしょうか。

今回はアスレティック・ビルバオのチーム哲学や育成事情についてご紹介していきます。

 

アスレティック・ビルバオの哲学

アスレティック・ビルバオはチーム哲学として、「バスク地方で生まれた選手、もしくはバスク地方で育った選手」のみがプレーできるクラブを90年以上も貫いています。バスク地方の人口はおよそ300万人で、これは日本の茨城県の人口とほぼ同じです。

他のクラブに比べ、圧倒的に活動範囲が限られていますが、アスレティック・ビルバオは過去に2部降格を経験していません。それだけでなく近年ではリーグなどで見応えのある試合をし、好成績も残しています。ヨーロッパリーグやチャンピオンズリーグを戦った経験ももち、他のクラブからのリスペクトされる存在です。

 

アスレティック・ビルバオの育成事情

アスレティック・ビルバオがこれだけ1部で活躍し続けてこれたのも、下部組織の存在があったからなのかもしれません。アスレティック・ビルバオはチーム哲学により選手獲得にも大きな制限があります。そこで下部組織に投資をし、これまでもトップチームに多くの選手を輩出してきました。下部組織に積極的に投資をし、チームにとって育成部門はとても重要であることを認識しているクラブです。

 

そんなアスレティック・ビルバオですが、選手育成においてトップチームに上げることが目的の方針ではありません。あくまで各個人がどれだけ自分の持っているものを輝かせられるのか?を問い、最大限に才能を開花させる育成方法をとっています。

下部組織に所属している選手は、「いま何ができるのか」ではなく「何かをできるように努力しているのか」そして、「そのためには何をしているのか」を考えてプレーしなければなりません。あくまで今の試合は勝った。内容が良かった。という目先だけの評価は絶対しないということです。

 

アスレティック・ビルバオの下部組織の選手は、試合で勝つということよりも、いかに今の自分の限界を超え、成長できるのかを問われます。自分の最大の敵は自分自身ということです。

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