一つの競技「ばかり」だと運動能力が低下する!?スポーツの原点から子どもたちの発達を考える

バランスよく身体を発達させるにはさまざまな「遊び」を体験しよう

私が海外の大会に行ったときのことでした。滞在先のホテルから外を覗くと、小学校高学年くらいの南米の選手が、数名で大きな木によじ登り、木の実を取っていました。

かなり高く登っていたので「あとで怒られるんだろうな」と、眺めながら「いきいきと遊んでるな」と嬉しくもなりました。子どもが外で思い切り遊んでいると、とても安心します。遊びからたくさんのことを学ぶとともに、全身を使って運動しているからです。

文化や環境の違いといえばそうかもしれません。ただ、ひと昔前の日本にも、この様な光景があったのは確かです。外で目一杯遊んでいる子供の姿が消えてしまったのも、運動能力低下に繋がっているのだと思います。

さらに放課後の学校開放がないエリア、公園ではボール遊びの禁止やケガ防止のため遊具が撤去されるなど、外遊びができない環境になっているもの事実です。

だからこそ、自然豊かな場所に旅行する際、保護者の方には、子どもたちにそこでしかできない遊びを体験させてほしいと思います。

私たちが運営するMASAKI SPORTS ACADEMY北海道では、豊かな自然を利用したかまくら作りや雪合戦、カヌー体験やラフティングなどを子どもたちに体験させています。そういった遊びをとおして、子どもたちは普段できない刺激を全身で感じています。

スポーツに特化した育成の前に、どのスポーツ(遊び)にも万能に対応できる子どもを育てることが大切です。ぜひ、指導者や保護者の方には、子どもたちにさまざまな遊びを体験させてあげてください。

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平川正城

平川正城(ひらかわまさき)神奈川県出身。ユース年代は「清商」の愛称で親しまれたサッカー名門校、清水商業高校(現清水桜ヶ丘高校)から、湘南ベルマーレへ。湘南-草津-Y.S.C.C.-SC相模原とJリーグクラブを渡り歩き引退。スポーツをとおして、日本の子どもたちと世界の架け橋になることを目的とした「MASAKI SPORTS ACADEMY(MSA)」を2013年に設立。現在は海外仕込みのメソッドを日本人向けに改良した独自の「MSAメソッド」を確立し、日本全国のMSAにて子供達へ伝えている。JFAこころのプロジェクト「夢先生」も務める。