国内にサッカースクールが普及したことによって、選手はよりスキルアップができる機会を手にしました。世界の育成年代のコーチから、日本のジュニア(・ユース)の技術が高く評価される要因に、このスクールの存在が影響しているのは確実でしょう。
ひとえにスクールといっても、指導内容は多岐にわたります。シュートやドリブルの技術系からフォワードやゴールキーパーといったポジション系まであり、さらにフットボールの要素を細分化した特別コースも用意しているスクールもあります。私のアカデミーでも、ゴールキーパースクールなどを開設しています。
選手はチーム、スクール、そして先程紹介した特別コースなど、さまざまな環境でトレーニングを積むことができます。これにより、選手は技術だけではなく、運動能力も大きく向上するはずです。
しかし、スクールに通う選手の中には、競技に特化しないその他の動作が、極端に不自然なのを見かけることがあります。じつは、このように得意とする競技以外の動作が、不自然になってしまう「隠れ不器用」は意外と多くおり、私たち指導者や保護者が考えなければならい問題です。
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