高校サッカー出身のプロサッカー選手が多い世界でも稀な国
将来プロのサッカー選手を目指す中学生にとって、高校への進学時は大きな決断をしなくてはなりません。
- 高校のサッカー部(部活)でサッカーをする
- Jリーグチームなどのユースチーム(クラブ)でサッカーをする
この2つが、今の日本で、一般的な中学生が高校に進学する際、考えられる選択肢となります。
ヨーロッパなど世界の国々ではユースチームに進むのが一般的です。
しかし日本は、高校のサッカー部からプロの道へと進む選手がとても多い、世界でも稀な国です。
果たして高校のサッカー部と、ユースチームはどう違うのでしょうか?
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ロシアW杯代表メンバーはどちらの出身者が多い?
ロシアW杯の日本代表メンバーでは、高校サッカー部とユースチームの出身が、次のようなバランスとなっています。
ロシアW杯の日本代表メンバー23人中、高校のサッカー部出身者は12人、ユースチーム出身者が11人とほぼ半々。
このデータから見ても、どちらの方が良いかを決めることは、非常に難しそうそうですね。
【高校のサッカー部出身】
GK | |
川島永嗣 | 浦和東高 |
東口順昭 | 洛南高→福井工業大→新潟経営大 |
DF | |
長友佑都 | 東福岡高→明治大 |
昌子 源 | 米子北高 |
植田直通 | 大津高 |
MF | |
長谷部誠 | 藤枝東高 |
本田圭佑 | 星稜高 |
乾 貴士 | 野洲高 |
柴崎 岳 | 青森山田高 |
大島僚太 | 静岡学園高 |
FW | |
岡崎慎司 | 滝川二高 |
大迫勇也 | 鹿児島城西高 |
【ユースチーム出身者】
GK | |
中村航輔 | 柏U-18 |
DF | |
酒井高徳 | 新潟ユース |
吉田麻也 | 名古屋U-18 |
酒井宏樹 | 柏U-18 |
槙野智章 | 広島ユース |
遠藤 航 | 湘南ユース |
MF | |
香川真司 | FCみやぎバルセロナユース |
山口 蛍 | C大阪U-18 |
原口元気 | 浦和ユース |
宇佐美貴史 | G大阪ユース |
FW | |
武藤嘉紀 | FC東京U-18 →慶応義塾大学 |
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高校サッカーとユースの違い
果たしてプロになるには、どちらの道が最適なのでしょうか。最後に紹介している動画の中でJリーガーたちが語っている、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
高校サッカー
メリット
- 受験をして合格すれば入ることができる (特待生制度があることも)
- 大々的にTVで放映される高校サッカー選手権に出場できる
- 選手権で活躍すると複数のプロチームからオファーがある
デメリット
- 部員数が多く、部内でトップチームに入り、試合に出ないと活躍できない
- 県大会や選手権で活躍しないとプロから声は掛からない
ユース
メリット
- 人数が少ないので、人としての教育や個性を見極めた育成をしてもらえる
- すぐそばでプロのトップ選手が練習をしているので、プロを意識しやすい
- プロの練習に参加する機会があることもある
デメリット
- 入りたいから入れるわけではない
- 高校サッカー選手権に出られない
- 活躍しても、あまり目立たない
まとめ
ユース
入り口で選抜される
高校サッカー
誰でも入れるが、その中で厳選される
入り方が違うだけで、そんなに変わらないといえます。ユースの方がよりプロを意識しやすい環境といえるようです。
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【動画】
次の動画「那須大亮YouTubeチャンネル」で、高校サッカーとユースのメリット&デメリットをJリーガーたちが語っています。
記事では書ききれなかった雑談も参考になると思いますので「プロになりたい」「高校とユースのどちらを選択するか悩んでいる」という小・中学生はぜひ参考にしてください。
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