料理もスポーツも、極めるためには3ステップが大切

結局スポーツもどれだけ基礎基本を築き上げてきたかが重要

 木村さんのお話を聞くと、スポーツの世界でも非常に似たことが言える。

 サッカーで言えば、基礎体力・技術・経験・理論といったベースをどれだけ「基本」として身につけることができるかが肝となる。


米・麹・水のみで作られた芳醇な日本酒。季節ごとの酒を料理に合わせて頂く。今年限り、季節限りの蔵限定の酒は、一期一会だ

 ここで大切なのは、「基本は同じことの繰り返し」と勘違いしないことだ。傍から見て同じ動作をしている人でも、その人が①目標を持つ②変化を観察する、この二つを意識しているだけで、まったく違う。例えるなら、蝶が羽化に向け蛹の中で、さまざまな変化を遂げているのに似ている。

 ボールをコントロールしてパスをする、いわゆる対人パスはまさにこれだ。「来たボールに対してどういった足首で迎えれば上手くコントロールできるのか」「途中ではねたゴールをワンタッチで静めるには」「相手が取りやすいパスをするためのインパクトは」「スペースがない場合の脚の振りは」……。突き詰めればきりがなく、またその過程で変化する自分が楽しくてしょうがない。

 かのマラドーナやロナウジーニョが、朝から日が沈むまでボールを蹴っていたのは、この変化の発見をたくさん受信していて、楽しくてしょうがなかったからに違いない。

 基礎を単なる反復行為として消化するか、それとも自分の変化を感じ成長につなげるのか。同じ時間が経った後に、両者の到達点に大きな差があることは容易に想像できる。

 実は基礎を固めている段階で、すでに守破離の守の本質を理解し実行することで、自然と破に向かっているのかもしれない。

 物事を極めるということは、ちょっとやそっとでわかるものではないが、その段階における本質を捉え行動することで、自然と次への入り口が訪れるものだろう。

<お店情報>


電話:03-3459-6039
住所:東京都港区浜松町1-23-2
昼:11:30〜13:30
夜:17:30〜22:30
定休日:日
※ご来店の際はお電話にて問合せください。

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