守備の意識を「守る」から「奪う」へ変えよう!早いうちに身に着ける奪う守備!

サッカーでボールを奪い合っている画像

選手が積極的に守備を行うために必要な意識とは?

サッカーには大きく別けて攻撃と守備の局面があります。攻撃に比べるとチームがオフ・ザ・ボールの状態である守備は、選手にとってネガティブな気持ちになりやすい傾向にあります。その理由に「守備は耐えるもので辛く苦痛なもの」と感じてしまうことが挙げられます。

では、選手が積極的に守備を行うためには何が必要なのでしょうか?

守備は受け身ではなくボールを奪いに行くことだと認識させよう!

『孫子の兵法』の中に「勝つべからざるは守るなり、勝つべきは攻むるなり」という一説があります。これは「勝てそうもないのならとにかく守れ、勝てそうな戦いにおいては、攻撃こそが最大の防御になる」という意味になるのですが、サッカーはチームが勝つためにプレーをしているので、ここでは「攻撃は最大の防御なり」が当てはまります。

サッカーの守備はこれと同じニュアンスです。相手のプレーにリアクションばかりの受け身の守備は、相手にとって脅威にはなりません。相手からボールを奪い取るアクションを積極的に仕掛ける守備こそ、ボール奪取に拍車がかかり勝機が増えるのです。

また、守備でのゴールとなるポイントはボールを奪うことです。相手がボールをロストしたり、相手のボールをクリアしてタッチラインを割ることがベストのプレーではありません。守備から攻守のトランジション(切り替え)はチームがボールを奪うことで始まるのが前提であることを意識しましょう。チームや個人のレベルにもよりますが、守備に関する要求はボールを奪い切れるかどうかまで突き詰める必要があります。

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soccer players on field
Photo:unsplash.com【@jeffreyflin】

プレーの状況が1対1、1対2、2対1、2対2……と複雑になるにつれて、守備におけるチャレンジ&カバーの連動は鍵となります。チャレンジする選手は、できるだけ早くボールホルダーにアプローチしてプレーの制限を試み、カバーを担当する選手は、チャレンジャーが抜かれた後とパスされた後のリカバリーを担います。

ここでは2人の役割は異なりますが、共通の目的としてはボールを奪うことです。ですから2人は終始にわたり、ボールを奪うために守備をしていることを忘れてなりません。つまり、グループで守備を行う際は「チャレンジ&チャレンジ」の精神で挑むことで、相手にとっては攻撃がしにくい状況となるのです。

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守備のトレーニングではボール奪取からポゼッションまでを通して行う

ボールを奪ってから攻めに転じるには①「守備」②「守備→攻撃」③「攻撃」の段階があります。守備のトレーニングではこの①~③までを網羅したオーガナイズでなければ、実践で活きる技術からは遠いものになってしまいます。

実際の試合の局面をイメージしてみましょう。

  1. 自軍の左サイドにドリブルしながら侵入してきた相手に対して、左SBが対応に当たりボールを奪取した(①)
  2. SBは奪ったボールを前線にパスを送りたかったがパスコースがなく、GKにバックパスをした(②)
  3. GKは広いスペースが右サイドにあるのを認知して、右SBへサイドチェンジを行った(③)

このようにボールを奪ってから、ボールを前進させることができる、あるいは保持することができる状況にできてこそ守備が成功したといえます。

もし「②」の状況で、SBが前線にパスを出してボールをロストしてしまった場合は、守備は途中で失敗したことになります。トレーニングではそういったことを改善するために、「奪取→判断→保持」のコンセプトを踏んだオーガナイズを設計しましょう。

シンプルなトレーニングとして1対1+2をご紹介します。選手のカテゴリとレベルから適したグリッドを設置します。向かい合わせになるように2辺にフリーマンを置きます。空いている1辺にオフェンスを、グリッドの中央にボールを持ったディフェンスをオフェンスと向き合うように立たせます。

ディフェンスがオフェンスにパスを渡したらスタートです。オフェンスはディフェンスを抜き、空いている反対側の辺を通過すると勝ちです。ディフェンスはオフェンスがボールを奪い、左右どちらかにいるサポートにボールを渡して、受け取ったサポートはオフェンスがはじめにいた辺を通過することでディフェンスの勝ちとなります。

このトレーニングの狙いはボールを奪った後に、前進しやすい選手を判断して正確にパスをつなぐことです。右サイドでボールを奪った場合、右のサポートにパスを出してもオフェンスのアプローチがすぐに届くため、攻撃には転じにくい結果になるでしょう。また、判断が正しくてもパスがずれてしまうと攻撃の開始が遅れてしまうので、パスの質にもこだわりたいところです。

このように、シンプルな1対1のトレーニングでも一工夫するだけで、ボール奪取からポゼッションまでの実戦に近い状況を再現できます。

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