アペルカンプ真大選手ドイツブンデスリーグでプロデビュー
ドイツ2部リーグのフォルトゥナデュッセルドルフに所属するMFアペルカンプ真大選手(20歳)は、2019年にデュッセルドルフとプロ契約を果たし、ブンデスリーガデンビューを飾りました。
日本で生まれ、そしてドイツへ
アペルカンプ真大選手は、2000年11月1日、東京都世田谷区で生まれました。ドイツ人の父と日本人の母を持ち、中学生までは日本で過ごしていました。
中学生になると父親の仕事の都合でドイツへ。ここから彼のブンデスリーガへの道のりが始まりました。
ドイツに渡るとすぐにフォルトゥナデュッセルドルフの下部組織に入団。U17の日本代表のアメリカ遠征やU18のリスボン国際トーナメントU18にも参加し、着々とサッカー選手のキャリアを歩み始めました。
フォルトゥナデュッセルドルフはかつて宇佐美貴史選手や原口元気選手などを擁したチームでもあり、日本でも知名度が高いです。デュッセルドルフには約8000人の日本人が住んでおり、街としてもドイツ人と日本人のミックスであるアペルカンプ選手に期待を寄せる声は大きいです。
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今シーズンはすでに大活躍
今シーズンは現在14試合を終え、怪我で戦線離脱を余儀無くしてしまった試合を除き全ての試合で出場を果たしています。2019年のビュルツブルク戦での途中出場でプロデビューを果たすと、攻守にわたる献身的な姿勢と存在感を見せ、彼が起点となり先制を果たしました。
ベンチから試合を見る中で中盤にスペースがあったことは把握していたので、久しぶりに観客がはいったホームゲームで自分が起点となった得点で試合に勝利できたことを嬉しく思う。
という言葉の通り、今シーズンは監督やチームメイトからの信頼も厚く、一際脚光をあびることとなりました。
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プロ初ゴールを飾る
今期のリーグでも全試合出場を果たしているアペルカンプ選手が、12月16日ブンデスリーガ2部12節でのオスナブリュック戦で、ファン待望のプロ初ゴールをマークしました。
スタメン出場のアペルカンプ真大は前半11分、ラストパスに反応してペナルティエリア右に侵入すると、右足をダイレクトで振り抜きネットを揺らしました。この試合デュッセルドルフは後半に2ゴールを追加し、3−0で勝利。アペルカンプ選手はもはやデュッセルドルフに欠かせない選手となりました。
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5連勝で悲願のブンデス1部へ
フォルトゥナデュッセルドルフは現在、8勝2分4負で暫定5位につけています。
ドイツブンデスリーグはコロナウイルスの影響で現在無観客で行われていますがそんな中でもチームは5連勝中。
首位のハンブルクとの勝ち点差はわずかに3です。
デュッセルドルフの要となった若き日本人MFアペルカンプ真大選手。彼の存在がチームを1部昇格へと導けるのか。これからの活躍に期待です。
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