怒りが生まれる理由
「今日はうちの子の地区優勝がかかった大事な試合。しっかりと声を出して応援しよう!」
そう心に決めて、お弁当をこしらえ、張り切って応援に駆け付けた花さん(仮名)。
しかし、チャンスの場面で、息子がまさかのパスミスをしたのです…。
それを見た途端、頭に血が上りそれ以降、なかなか怒りが収まりません。
花さんは、なぜ怒りの感情に支配されてしまったのでしょうか?
怒りに潜んでいる感情
実は怒りには隠れた感情が潜んでいるのです。
怒りの感情は、二次感情と呼ばれます。
では怒りによって気づいていない、一次感情とは何でしょうか?
- 「ゴールを決めて欲しい」
- 「ミスをするなんて格好悪い」
- 「この試合に負けたら終わりだ」
- 「ミスをしたらレギュラーから落とされる」
例にあげたような
- 期待
- いらだち
- 恐怖
- 不安
などの感情が一次感情の正体です。
それらの感情を満たすことができなかった時、怒りとして噴き出しているのです。
先ほどの花さんの例でも、実は朝出かける時にこんな会話がありました。
- 「お母さん、僕今日はパスをつないでカッコいいとこ見せるからね!」
- 「わかった、お母さんも楽しみに応援に行くね!」
花さんの怒りに潜んでいた一次感情は、この会話から生まれた息子への期待でした。
期待していたのと違う結果を目にし、残念な気持ちが怒りとして噴出したのです。
●おすすめ記事
>>【食育】サッカーをやっているのに軽度肥満かも? 肥満解消オススメレシピ。
コメントを残す