週5日のバイトで生活費を稼ぐのが当たり前!? Jリーガーたちの厳しい下積み時代の経験を紹介!!

平均年俸が3500万円近くとされているJ1リーガー。しかし、J2リーガーになると平均年俸は約400万円にまで下がり、さらにJ3リーガーにいたっては平均値を出すことさえできない状況です

J3でプレーする選手の多くは、サッカーの給料だけで生活することが難しく、何かしらのバイトをしています。華やかな生活をしているイメージのあるJリーガーですが、金銭的に厳しい状況の選手たちも多くいます

そこで、現役Jリーガー3選手が語る下積み時代に苦労した経験をまとめました。現在はプロ契約を勝ち取りサッカーだけの収入で生活を送っている選手たちが、どのような厳しい経験をしてきたのか見ていきましょう。

地域リーグの給与事情レポ ~金じゃない!サッカーに夢を持つ男達~

フル動画は最後

居酒屋・芝刈り・清掃……、極貧Jリーガーはバイトで生計を立てている!

前山恭平選手(ブラウブリッツ秋田所属)】

ブラウブリッツ秋田に入団した当初のJFL時代は月収8万円。居酒屋やコンビニで平日週5日のバイトをしながらサッカーをしていました。2010〜2015年まで、こうした生活を送っていたといいます。


動画:YouTube『【公式】ゴール動画:前山 恭平(秋田)64分 ブラウブリッツ秋田vsガンバ大阪U-23 明治安田生命J3リーグ 第20節 2017/8/27

上松瑛選手(ブリオベッカ浦安→ガイナーレ鳥取所属)】

ガイナーレ鳥取に移籍した時の年俸は0円。サッカー選手としての収入はなく、芝生の管理や手入れのバイトでお金を稼ぎ、月収8万円でギリギリの生活を送っていました。浦安SC時代のスクールコーチのバイトも含めると、5年間バイトをしていたそうです。


動画:YouTube『【公式】ゴール動画:上松 瑛(鳥取)40分 ガイナーレ鳥取vsセレッソ大阪U-23 明治安田生命J3リーグ 第12節 2019/6/16

川森有真選手(鹿児島ユナイテッド所属)】

鹿児島ユナイテッドに入団した当初の年俸は、中古の軽自動車が買える程度。おそらく月収にすると10万円に満たないほどだったと考えられます。そのため、鹿児島の温泉の受付や掃除のバイトで生計を立てていました。週3〜4日ほどバイトをしていたそうです。


動画:YouTube『【公式】ゴール動画:川森 有真(鹿児島)80分 Y.S.C.C.横浜vs鹿児島ユナイテッドFC 明治安田生命J3リーグ 第29節 2017/10/28

川森有真選手は当時もプロ契約だったそうですが、Jリーガーといってもサッカー選手としての収入だけでは生活することができない給料でした。J3のクラブは規定として、プロ契約選手が3人以上いれば問題ありません。実際に、J3クラブに所属する多くの選手たちが、バイトで生活費を稼いでいます。

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練習後にオフモードになる周りの選手を見ながら、自分達はサッカーを続けるためバイトに行くしかなかった

しっかりとした給料を貰っている選手たちと違い、自分の体をケアする時間、気持ちをリフレッシュさせる時間を取ることができずに悔しい気持ちを抱いていたそうです。それでも、サッカーを続けるためにはバイトをするしかなく、自分の時間を削って働いていたことが辛かったといいます。

また、金銭的に厳しい状況では、車のガソリン代の節約、自転車での移動、家賃の値下げ交渉などを行っていました。ただ、サッカー以外の場所で人と触れ合うことができたのは、バイトをしていたからこそできた経験だと語っています。

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自炊・節制で生活を切り詰める、厳しい中でも目標を持ってサッカーに取り組んだ!

3選手とも、とにかくサッカーが上手くなりたい、上のカテゴリーでプレーしたいという目標を持ってサッカーとバイトの両立をしていました

また、時間がない中でも、体のケアや食事には気をつかっていたそうです。ときには、チームに翌日の練習時間の変更などもお願いしていたといいます。

さらに、サッカー選手として試合に出場したら必ず活躍する、時間を見つけてトレーニングをするといったことを心掛けていました。仕事を言い訳にせず続けてきた努力が実を結び、3選手とも見事プロ契約を勝ち取っています。

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見てろよお前ら! アマチュア選手から成り上がった藤本憲明という事例

ここまで紹介してきたように、金銭的に厳しい状況からプロ契約を勝ち取る選手たちがいますが、その中でも最も注目を集めているのがヴィッセル神戸の藤本憲明選手

大学卒業後はJFLの佐川印刷SCに入団し、午前中はチームのトレーニング、午後は仕事をしていました。その後、J3の鹿児島ユナイテッドに移籍、さらに2年後にはJ2の大分トリニータに移籍します。そして、大分トリニータでJ1に昇格。FWとして結果を出し続け、アマチュアリーグからJ1まで駆け上がりました

こうした藤本憲明選手のシンデレラストーリーは、J3やアマチュアリーグでバイトをしながらプレーしている選手たちの希望になっています。JFLやJ3からJ1へステップアップすることが不可能ではないからこそ、選手たちは今の苦しい生活にも耐えることができるのでしょう。

すべての選手が始めから良い給料を貰い、良い生活を送れるわけではありません。苦労して這い上がってくる選手たちも多くいます。ハングリーな選手たちがトップリーグを目指して戦うJ3。ぜひ注目してみてください。


動画:YouTube『【これもまたJリーガーの現実…】年収〇〇万円!?極貧Jリーガーの実態とは!?

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