巻誠一郎の現在〜元日本代表大型FWは、地元熊本で人のためになる取り組みを行う〜

「利き足は頭」と公言した通り、ヘディングを最大の武器としていた巻誠一郎さん。イビチャ・オシム監督の教え子「オシムチルドレン」の1人として、ジェフユナイテッド千葉や日本代表などで活躍しました。

また、巻誠一郎さんが2006年W杯のメンバーにサプライズ選出されたときには、日本中で話題になりました。2019年にはJリーグ功労選手賞を受賞しています。

2019年に現役を引退した巻誠一郎さんですが、現在はどのような活動をしているのでしょうか。

オシム監督の下で成長し、W杯にも出場


動画:YouTube『Maki Seiichiro Header goals

巻誠一郎さんは2003年に駒澤大学からジェフユナイテッド千葉に入団し、オシム監督の下でヘディングやハードワークを鍛え上げました

2005年には日本代表に招集され、2006年のドイツW杯のメンバーにもサプライズ選出。グループリーグ第3戦のブラジルとの試合ではスタメン出場を果たしています。

2010年にジェフユナイテッド千葉を退団した後は、ロシアのFCアムカル・ペルミ、中国の深圳FCといった海外のクラブを渡り歩きました。そして2011年に東京ヴェルディへ移籍し、Jリーグへ復帰します。

2014年には自身の地元クラブであるロアッソ熊本に加入し、主力選手として活躍しました。ロアッソ熊本では5年間プレーし、2019年に38歳で現役を引退しています。

現役時代からビジネスにチャレンジ

巻誠一郎さんはまだ現役であった2018年に、aiwell株式会社(当時CF Partners株式会社)の社外取締役に就任しました。

aiwellはITを使って健康管理を行う会社で、巻誠一郎さんは現在でも社外取締役として事業に携わっています。現役時代から新たなキャリアをスタートさせる取り組みとして、アスリートのセカンドキャリアのあり方に1つの形を示しているといえるでしょう。

また、巻誠一郎さんはW杯に出場した次の年にフットサル上を作り、サッカースクールを開校。他にも飲食店の経営などのビジネスにもチャレンジしていましたが、こちらはあまり上手くいかなかったそうです。

地元熊本で精力的に活動

自分はお金儲けのビジネスに向いていないと気づいた巻誠一郎さん。

「誰かの役に立ちたい」という思いがベースにある時が、最も自分のエネルギーが集中できることに気づいた。 そこからは「誰かのためになる事」をベースにやろうと心に決めました。

引用:「aiwell株式会社 スペシャルメッセージ 巻誠一郎

現在ではaiwellの社外取締役以外にも、地元熊本でサッカースクールや障害のある子どもの放課後デイサービス、障害のある人の就労支援など、誰かのためになる取り組みを続けています。

熊本県は2016年に地震、2020年に豪雨による洪水の被害に見舞われました。このとき巻誠一郎さんは避難所に物資を送ったり、SNSで情報を発信したりするなどの熊本の人々に寄り添った災害支援活動を行っています

現役時代はチームのために体を張り、走り続けた巻誠一郎さん。引退後も地元熊本のために、献身的な活動し続けています。

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