結果に注視しすぎない指導方法とは
指導する選手がなかなか上達せずに、イライラしてしまっていませんか?
ひとつのプレーに一喜一憂し、感情的に接してしまう。逆に良いプレーがあったときも同様ではないでしょうか。特にジュニアの指導では、そのような指導者をよく見かけます
「何で○○しないんだ」
「ナイスプレー」
これでは選手自身が、何が最適なプレーだったのか理解できません。では、どのような声かけをするべきなのでしょうか。それを戦術的な視点で解説した動画を紹介します。
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目に見える結果だけにフォーカスしてはいけない

Photo:unsplash.com[Alliance Football Club]
現象とは一言で言うと、「ピッチで起こっていること」です。
最適な判断ができていなかった選手がいても、結果的に成功するケースというのは、サッカーでは往々にしてあります。見方選手のサポートのおかげかもしれませんし、相手のミスに助けられたのかもしれません。
動画では、1vs2のディフェンスのシーンを例に挙げています。
選手Aの相手へのアプローチに対して、選手Bがカバーリングのポジションを取ることが求められる場面です。結果としてAがボールを奪いましたが、Bが適切なポジショニングを取っていませんでした。
ここで指導者がAに対して「ナイスディフェンス」と声をかけるだけでは、Bは次もまた同じミスをすることになってしまいますね。
そのプレーが正しかったのか、あるいは改善すべきなのかを、選手自身が理解しなければ成長しません。そのためには、結果だけではなく現象をしっかりと捉えた声かけが必要なのです。
Youtube:『選手が上手くならないサッカーコーチの特徴・現象を捉える基本スキル』目に見えていない現象を捉えるため、オフ・ザ・ボールに目を配る

Photo:unsplash.com[Marcel Strauß]
「ポジションはそこで良かったかな?」
「どこにポジションを取った方が良かったかな?」
選手自身が気づき、理解することで成長していくのです。
結果として起きたことにフォーカスするのではなく、起きた結果に対して選手が考えたり実行したりしたプロセスを捉える。それを選手に伝えられる指導者が、選手を成長させる指導なのです。
ボールばかり目で追うのではなくオフ・ザ・ボールのプレーにも目を配って、選手が何を考えていたかを把握し、気づきを与える指導を心がけてみましょう。
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