サッカーにおいて走ることの重要性
近年、ジュニアやユース世代のサッカーのトレーニングにおいて、走り込みは推奨されなくなりました。
一昔前は、苦しい思いをしてこそ強くなる「根性論」が正しいとされていた日本のスポーツ界。現在では科学技術の発展や欧米の理論の浸透などで、根性論による「しごき」が、スポーツを上達させる根拠がないことは、日本でも当たり前となっています。
ただし、そのような走り込みを取り入れる必要はありませんが、走ること自体「悪」ではありません。
そこで、「何のためにやるのか」「なぜ必要なのか」、サッカー家庭教師の谷田部さんの動画を参考に今一度考えてみましょう。
ランニングに取り組む姿勢が変わるかもしれません。
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サッカーは技術だけでは通用しない
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これは当然のことですよね。サッカーをやるからにはボールを使って練習するべきです。その方がボールコントロールの技術も上達します。しかし、動画の中で谷田部さんが印象的ことを話しています。
ドリブラー(として活躍できるのはチーム中で)は一枠だけ
つまり、ドリブルなどボールコントロールが上手い選手は沢山いるが、それで上に行ける選手はほんの一握りだということ。技術としてのドリブルは身につけるべきです。
ただその前に、チームが勝つために働ける選手であるべきで、そうなるためには、しっかりと走れるようにしておくことは最低限求められる、ということです。
ランニングは自分と向き合う時間である
ランニングは体力をつけるだけでなく、自分と向き合うことにもなると谷田部さんは言います。
ボールタッチだけを悶々と続けていても、悩みを抱え過ぎてしまう。チーム練習を2時間程度行っただけでは体力が有り余ってしまうから、悩む余裕もないくらいその日の全てを出し尽くせと。
これは根性論ではなく、むしろ心身のバランス取るための一つの方法です。
谷田部さんが考えるロードワークで得られること
- たった一枠のドリブラーを狙わなくても良くなる
- 悩みを抱え過ぎない
- 少しでも苦しいことを継続しているという自信
ただ持久力を高めるために何kmも走る必要はありません。ランニングがなぜ必要なのか理解して、自分のできる範囲で取り組みましょう。
谷田部さんが言うように、ロードワークは誰の監視もなく、自分自身と向き合う時間であるという点が大切です。
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