試合を想定したトレーニング以外は意味がない…のか?
トレーニングでよく使う道具としてボール、マーカー、コーンがあります。
そしてフィジカルトレーニングのときに目にするポールですが、いちいち地面に刺さなければならないことや、持ち運びや収納のしにくさから持っていないチームも多いのが現状ではないでしょうか。
そのため、コーンやマーカーを使ってオーガナイズすることになりますが、ポールを使うとどのようなトレーニング効果があるか考えました。
動画=YouTube:XLR8 Agility Pole Drills – Instruction DVD Preview
目線の高さに障害物があることで期待できる効果
大きなポイントとしては、相手と見立てるにあたって3Dにイメージしやすいことです。
マーカーやコーンも確かに突起があり3Dですが、人間として仮定するには高さがないため単なる目印としての存在になってしまいがちです。ポールであれば高さがあるので、自分の目線に障害物があり、またまたぐこともできないので、よりイメージしやすいでしょう。
顔を上げる、腰を落とすが自然と身につく易い
ドリブル練習でルックアップさせる習慣はつけさせたいものです。単純なジグザグドリブルにポールを使用したらどうなるでしょうか。顔を下げてドリブルすると、ポールが頭にあたってしまうことがあります。よりリアリティーを出すためにポールを斜めに刺すことで、その現象は出やすくなります。
頭が当たるという点では、姿勢が良くなることも期待できます。
ボールを使わないスピードやアジリティートレーニングでも、斜めに刺すことで腰を自然に落とさせるように促すことができます。アルペンスキーで選手がカーブに設置されているポールをギリギリのところで曲がるのをイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。
こういった理由からポールがサッカーのトレーニング用具としてあり続けると推測されます。
マーカーやコーンと比べるとやや割高ではありますが、トレーニングの現象や効果を考えると幅が広がる大切な道具と言えるでしょう。
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