「プロサッカー選手になりたいと思ったきっかけ」をお話しさせていただきます。
本編の前に、前記事の紹介をさせていただきます。是非こちらも読んでみてください。
サカレコ編集長ブログ①スペインプロ選手からサカレコ編集長になるまで
サカレコ編集長ブログ② 幼少期:サッカーを始めたきっかけ【ドイツ編】
皆さんは誰をみてサッカー選手を志しましたか?
photo: shutterstock.com
僕がサッカー始めたきっかけは以前のブログでお話させていただきました。幼いながらもプロの世界に憧れ、サッカーというスポーツに熱中しました。毎日のようにサッカーに明け暮れ、チームでのトレーニングと学校の休み時間に友人とボールを蹴り、家の中でもボールを蹴り怒られる事も多々ありました。
ドイツでは常に「サッカーを観られる環境」があり、僕は小さい頃のその経験はすごく大事だと考えています。実際にサッカーをトレーニングする環境、そして観て学ぶ環境。この二つの環境はどちらも欠けてはいけない存在だと思っています。
当然、僕も当時は毎週サッカーを観ていました。当時はバイエルンミュンヘンが凄く好きで、今ほど強いチームでは無かったので、きっとサポーターは勝利する喜びを今以上に感じられたと思います。バイエルンの中で僕が一番憧れていた選手は、元ドイツ代表選手キャプテンのミヒャエル・バラック氏です。彼の泥臭くて覇気のあるプレースタイルは、カッコ良く、凄く憧れるプレースタイルでした。
サッカーへの想いをさらに強くさせた 2006年ドイツW杯
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2006年のドイツW杯、僕は幸運にも父親がチケットを取ってくれ3試合も会場で観ることができました。
- 開幕戦 ドイツvsコスタリカ (4−2)
- 日本vsオーストラリア (3-1)
- 準決勝 ドイツvsイタリア (0-2)
中でも印象に残ったのが、準決勝のドイツvsイタリアの試合でした。90分の拮抗した試合が続き、延長戦まで縺れて119分にドイツがイタリアにゴールを決められ、トドメの120分のゴールで0-2の敗退をしました。僕はこの試合を観た後、悔しくて泣いたのを覚えています。W杯を観ていて印象的なのが、毎回試合に破れたチームのサポータが怒り、泣き、感情を露わにしている姿。ここまで心を動かせるスポーツの力は本当に圧巻としか言いようがないです。
この試合をきっかけに、僕はサッカーというスポーツに魅了されました。
しかしプロになりたいとは言え、全く道筋は見えていませんでした。ドイツでは6歳から強豪クラブに所属していればスカウトが観に来ており、上手い選手は引き抜かれていき、ユースの育成システムへと進んで行きます。現に僕の友人は1860ミュンヘンからオファーが掛かったりと、日本の育成システムには無い強豪国ならではのシステムが出来上がっています。
当時の僕はオファーすらも掛からず、ただの夢物語でした。
そんな中、両親の転勤で9歳の時にアメリカに移住することになります。
そこで僕は初めて「プロ」という世界を経験しました。
次回は「アメリカへ移住。ギャラクシーユースへ入団」です。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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<プロフィール>
井手ウィリアム航輔
カリフォルニア州・ロサンゼルス生まれ。アメリカで高校を卒業し、15校以上の大学から奨学金のオファーがあったが、プロを目指すためすべてのオファーを断り、単身でドイツとスペインへ留学。スペインへ留学中、1部リーグCDレガネスとプロ契約。2020年契約満了とともに退団。2021年2月にサカレコ編集長就任。日本語・英語・ドイツ語・スペイン語の4ヶ国語を操るマルチリンガル。日本の出身地は広島県。
Instagram: @k.ide_football
Twitter: @kide_football
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